
はじめに:エビと熱帯魚は一緒に飼えるの?
エビと熱帯魚の混泳は、見た目にも楽しく水槽内の掃除役としても人気のある組み合わせです。しかし、実際に飼育してみると「エビが食べられた!」「隠れて出てこない!」といったトラブルも少なくありません。
この記事では、エビと熱帯魚の混泳が成功するためのコツ、避けたい組み合わせ、実例と対策について詳しく解説します。

やっほ〜!たらこフィッシュだよ〜!今回は“エビと混泳できる魚”について、失敗しないためのポイントを一緒に見ていこう〜!
見た目に騙されないで!エビが狙われやすい理由
一見すると、エビは装飾的で可愛らしく、水槽に彩りを与える存在です。
しかしその小さな体と繊細な性質ゆえに、実は非常に「狙われやすい生き物」でもあるんです。
とくに以下のような理由で、魚にとって“格好のターゲット”になりやすいのです。
- 動きがチョコチョコしていて目立つ
→ エビは落ち着きなく水底や水草の上を動き回るため、好奇心旺盛な魚に興味を持たれやすいです。特に「つつく」性質のある魚にとっては絶好の対象です。 - 脱皮中は無防備で捕食対象になりやすい
→ エビは成長の過程で定期的に脱皮を行いますが、その瞬間は殻が柔らかく動きも鈍くなります。魚からすると「弱った小動物」にしか見えず、すぐに攻撃されてしまうことがあります。 - 稚エビは親魚にすら食べられることがある
→ 稚エビは数ミリ程度の極小サイズで、どんな魚でも簡単に飲み込めるサイズです。どれだけ温和な魚でも、口に入るものはつい食べてしまう…という本能的な行動があるため、繁殖を狙う場合は特に注意が必要です。
とくに「ミナミヌマエビ」や「ヤマトヌマエビ」は、初心者にも人気の高いエビであり、熱帯魚との混泳例も多く見られます。
ですが、魚の種類・性格・サイズによって混泳の成功率は大きく異なります。
たとえば:
- 同じネオンテトラでも、群れの中に好奇心の強い個体がいると、エビを追いかけてしまうことがあります。
- プラティなどの雑食性の魚は、口に入るサイズのエビを捕食することがあるので油断は禁物です。
- コリドラスのような底物系の魚でも、脱皮直後のエビに接触して驚かせたり、誤って噛むこともあります。

“温和な魚なら大丈夫”って思いがちだけど、それだけじゃ不十分なんだよ〜!大事なのは『口に入るか』『性格は好奇心旺盛か』ってところも見ることなんだ〜!
このように、「エビが襲われるリスク」は魚の種類だけでなく、水槽内の環境、レイアウト、エビの状態などの複合的な要素によって変わってきます。
そのため、混泳を始める際は以下のような工夫が必要です:
- エビ専用の隠れ家やモスで安全地帯を確保する
- 夜間照明を落とし、魚の活動を控えめにする
- 混泳させる魚は数日様子見してから本格導入する

混泳におすすめのエビ5種
混泳を考えるなら、まずエビの種類をしっかり選びましょう。
1. ヤマトヌマエビ
- サイズ:約5cm
- 特徴:丈夫で掃除屋として優秀
- 向いている相手:温和な中型魚(グラミー、ラスボラなど)

2. ミナミヌマエビ
- サイズ:約2〜3cm
- 特徴:小型で繁殖可能、臆病
- 向いている相手:小型魚(ネオンテトラ、アフリカンランプアイ)


ミナミヌマエビはかわいいけど、ちっちゃいから隠れ家がないとすぐに姿を消しちゃうかも〜
3. レッドチェリーシュリンプ(チェリーシュリンプ)
- 色鮮やかで観賞性が高い
- 攻撃性はなし・混泳には注意

4. スジエビ(淡水)
- やや攻撃的な一面もあり、逆に魚を襲う可能性も
- 混泳向きではないが、飼育難易度は低い

5. フィルターシュリンプ(アジアロックシュリンプ)
- 大型で口にフィルターのようなヒレを持つ
- 草食性が強く、混泳しやすいが水質に敏感

エビと混泳しやすい熱帯魚ベスト10【性格・相性解説つき】
以下の魚種は、比較的エビと相性がよく、混泳の成功率が高いことで知られています。
共通しているポイントは、
- 小型で口が小さいこと
- 温和でエビに興味を示しにくいこと
- 過度な縄張り意識や攻撃性が少ないこと
それぞれの魚種について、エビとの相性の理由を詳しく見ていきましょう。
1. ネオンテトラ
- 性格:おとなしく、群れで泳ぐ習性
- エビとの相性:良好。基本的に他生体には無関心で、エビを追い回すことも少ない。
- 注意点:エビが小さすぎる(稚エビなど)と口に入ってしまう可能性あり。
2. グリーンネオンテトラ
- 性格:ネオンテトラよりさらに穏やかで臆病
- エビとの相性:◎。エビに興味を示さないため安心。
- 特徴:ネオンテトラより体が小さいため、稚エビとの共存率もやや高め。

グリーンネオンはね〜、とってもシャイでエビのことなんか全然気にしない子が多いよ〜。初心者にもおすすめ!
3. アフリカンランプアイ
- 性格:温和で群れを作る
- エビとの相性:◎。攻撃性はほぼなく、混泳例も多い
- 特徴:目が青く光るので、水槽に華やかさをプラスできる
4. ハニードワーフグラミー
- 性格:穏やかで争いを避けるタイプ
- エビとの相性:良好。ただしペア飼育時は繁殖期に縄張りを主張することがある
- 特徴:グラミーの中では最もエビと混泳しやすい種類のひとつ
5. オトシンクルス
- 性格:超平和主義者。争うことはまずない
- エビとの相性:最高。底面で静かにコケを食べており、エビともすみ分けができる
- 特徴:水槽の掃除屋としても非常に優秀
6. プラティ
- 性格:活発でフレンドリー。ただし個体差あり
- エビとの相性:まずまず良好。ただし稚エビは食べることがある
- 注意点:人口繁殖された品種で好奇心が強い個体も。混泳前に様子を見るのが安心
7. コリドラス・パンダ
- 性格:非常に温厚。底床で暮らすが、エビを襲うことはない
- エビとの相性:良好。体が丸く、エビを口にするリスクも少ない
- 特徴:エビと同じく底棲なので、レイアウトに隠れ家を多めにして共存をサポートしよう
8. ラスボラ・エスペイ
- 性格:おとなしい群泳魚。動きも穏やかで他の生体を刺激しにくい
- エビとの相性:◎。エビに対する干渉がほぼない
- 特徴:小さくて美しい体色が水草水槽によく合う
9. ピグミーグラミー(スパークリンググラミー)
- 性格:とてもおとなしい。大きさも2〜3cmと非常に小さい
- エビとの相性:非常に良い。口も小さいため、稚エビとの混泳も成功例が多い
- 特徴:ささやかな鳴き声と上品な発色が魅力
10. ベタ(個体差に注意!)
- 性格:オスは縄張り意識が強く、他生体を攻撃することも
- エビとの相性:△。個体によっては問題なく混泳できるが、突然エビを襲う例もある
- 混泳のコツ:
・大人しくて鰭が短い個体を選ぶ
・混泳前に仕切りや別水槽で性格チェックする
・ヤマトヌマエビのように体格差のあるエビから試すのがおすすめ

ベタとエビの相性は“運ゲー”みたいなところもあるかも…!慎重に導入して、最初は観察をしっかりね〜
混泳のヒント
どの魚種であっても、エビとの混泳を成功させるカギは「環境づくり」にあります。
- モスや水草で隠れ家をたっぷり作る
- エビ専用のシェルターや流木を設置
- エビがストレスを感じない水質を維持
- 魚がエビを追いかけるようならすぐに隔離対応を
このように、見た目や名前だけではわからない「性格」「行動」「口のサイズ」まで考慮することで、エビとの安全な混泳が実現できます。

トラブル実例とその対処法
エビと魚を同じ水槽で飼っていると、「まさか!」と思うようなトラブルが起こることがあります。
ここでは、実際によくある3つのトラブル例と、それぞれの原因・対処法・予防策を詳しく解説します。
実例①:「ネオンテトラと混泳させたけどエビがいない!」
状況:
ネオンテトラは温和な魚として知られていますが、エビがいつの間にか姿を消してしまうケースは少なくありません。
原因:
- 隠れ家が足りず、エビが魚からのストレスを感じて常に隠れ続けた
- もしくは、夜間に脱皮したエビが捕食された可能性
- エビが死んだあと魚がつついてバラバラにしてしまい「消えた」ように見える
対策:
- モス、流木、石、シェルターなどを複数配置してエビの隠れ場所を確保
- 底面を広くとり、魚とエビの“行動スペース”を分ける
- 脱皮殻を見つけたら、水質変化などのストレス要因を見直す

“いなくなった”って思っても、実は隠れてるだけのことも多いよ〜。でもそれってストレスのサインかもだから、水槽の環境を見直してみてね〜!

実例②:「脱皮したら魚に食べられた!」
状況:
エビは定期的に脱皮をして成長しますが、その直後は体が柔らかく動きも鈍いため、魚に襲われやすくなる危険なタイミングです。
原因:
- 隠れる場所がなく、脱皮後に魚と接触してしまった
- 脱皮のタイミングで照明が点灯し、魚の活動が活発化していた
- 魚が好奇心でエビに近づき、不用意に攻撃した
対策:
- モスの茂みや底部の影になる空間を作る
- 夜間照明を完全にOFFにし、脱皮タイムを静かに過ごせるようにする
- 魚の数を控えめにし、エビのスペースを優先する設計に見直す
実例③:「稚エビが全滅した!」
状況:
ミナミヌマエビやチェリーシュリンプなど、繁殖可能なエビを飼っているときに起きがちな悲劇。気づいたときには稚エビが1匹も残っていない…!
原因:
- 稚エビはわずか数ミリと非常に小さく、どんな魚でも口に入るサイズ
- 親魚や混泳魚が無意識に捕食してしまった
- フィルターの吸水口に吸い込まれてしまうケースもあり
対策:
- 稚エビ専用の隔離水槽を用意し、繁殖〜成長まで分けて管理する
- サテライトタンクや底面式のスポンジフィルターを使って吸い込み事故を防ぐ
- メダカ程度の魚種でも、完全な無害とは言い切れないことを理解する

“稚エビも魚も一緒に育てたい!”って気持ちはわかるけど、それって難易度めちゃ高なんだ〜!別水槽で大事に育ててあげるのが一番だよ〜
トラブルの共通原因を知ろう
実例を見ると、すべてのトラブルには共通点があります。
- 「隠れ家不足」
- 「水槽内のストレス要因」
- 「魚とエビの生活スペースが交差している」
つまり、エビが安心して過ごせる“逃げ場”と“マイペース空間”を確保することが、混泳成功のカギとなります。
混泳NGな熱帯魚の代表例【エビが襲われやすい魚を徹底解説】
エビとの混泳で「絶対に避けたい魚たち」がいます。
それは単にサイズの大きさだけでなく、性格・習性・口の構造・行動パターンによって、エビにとって致命的な存在になり得るからです。
以下に、混泳NGとされる代表的な熱帯魚たちを、理由付きで詳しく解説します。
エンゼルフィッシュ
- 【見た目】:優雅でゆったり泳ぐが…
- 【危険性】:成長とともに肉食傾向が強まり、口に入る小動物を捕食するようになる
- 【混泳実例】:「最初は仲良く見えたのに、ある日いきなり食べられていた」ケース多数
- 【サイズ感】:エビが5cm以下だと特に危険。特に稚エビはまず生き残れない
グラミー(とくに大型種)
- 【見た目】:穏やかそうな顔に反して、縄張り意識が強い
- 【危険性】:目立つ動きをするエビを見つけると、好奇心と縄張り本能で攻撃
- 【注意種】:ゴールデングラミー、パールグラミーなどは特に要注意
- 【サイズ】:10cmを超えるとエビを丸呑みする危険性も
アピストグラマ
- 【性格】:繁殖期になると超攻撃的になる傾向あり
- 【危険性】:巣作りや産卵の妨げになる存在(エビ)を執拗に排除する
- 【混泳事故】:稚エビだけでなく成体のエビも襲われることがある
- 【補足】:「ペア飼育+混泳」は特にNG。隔離が望ましい
フグ類(アベニーパファーなど)
- 【性格】:好奇心と攻撃性の塊。特に「つつく」動きが強い
- 【危険性】:エビのヒゲや足などのパーツを狙ってかじる
- 【混泳失敗例】:「エビは無事でも脚が全部なくなっていた」という衝撃報告も
- 【結論】:エビとの混泳はほぼ不可能
シクリッド全般
- 【特徴】:肉食傾向が強く、サイズも中〜大型
- 【危険性】:水槽内での支配性が強く、小動物はターゲットにされやすい
- 【具体例】:エンゼル・ラミレジィ以外にも、アフリカンシクリッドは特に注意
- 【混泳不可】:「食べるために襲う」というより「排除の対象として攻撃」される
クラウンローチ
- 【見た目】:とぼけた表情と愛嬌のある動き
- 【危険性】:実はエビが大好物。底棲の小動物を捕食する習性あり
- 【混泳リスク】:ミナミヌマエビ、チェリーシュリンプなどはまず残らない
- 【補足】:「複数飼育で温和になる」は迷信。エビとの混泳は避けるべき

クラウンローチはね〜、“かわいいし大丈夫そう!”って思っちゃうんだけど…実はエビには天敵級なんだよ〜。見た目に騙されちゃダメ〜!
混泳NG魚の見極めポイント
これらの魚に共通する危険要素は以下の通りです:
- 肉食傾向がある
- 口が大きい
- テリトリー意識が強い
- 小さな動きを察知すると反応してしまう性質
見た目では分からないことも多いですが、魚の自然な行動や食性を調べたうえで混泳可否を判断することが重要です。
どうしても飼いたい場合の対策
- 混泳はせず別水槽で管理する(特に繁殖個体のエビを守るなら必須)
- エビを大きく育ててから、慎重に試験的に導入する
- エビが捕食されてもよい「消耗品」として扱うような飼い方は避ける(倫理的にも✕)
混泳成功のためのポイント7【実践編】
エビと熱帯魚の混泳をうまくいかせるためには、「魚の選び方」だけでなく「環境づくり」や「観察・管理の工夫」も欠かせません。
以下の7つのポイントを意識することで、混泳の成功率が大きく上がります。

① 温和で口が小さい魚を選ぶ
混泳相手の魚は、攻撃性のない性格+口が小さいことが絶対条件です。
どんなに温和な魚でも、「口に入るサイズのエビ」は本能的に食べてしまう可能性があります。
- NG例:エンゼルフィッシュ(温和だが口が大きい)
- 良い例:グリーンネオンテトラ(温和+口が小さい)
混泳成功の第一歩は、魚選びの目を養うことです。
② エビのための隠れ家をしっかり用意する
エビは本来、岩陰や水草の中で静かに暮らす生き物。
とくに脱皮直後や稚エビの時期は、常に隠れる場所が必要です。
おすすめの隠れ家素材:
- ウィローモスを巻きつけた流木
- セラミック製のエビシェルター
- ボリュームのある水草(アヌビアス・ミクロソリウムなど)

“隠れてばかりでつまらない”って思うかもだけど、それってエビが安心できる水槽って証拠なんだよ〜!
③ 水質を安定させ、こまめに管理する
エビは魚以上に水質の変化に敏感です。
特に「アンモニア」「亜硝酸」「硝酸塩」の濃度が高くなると、脱皮不全や突然死の原因になります。
具体的な対策:
- フィルターは生物濾過重視(例:外部フィルター+ろ材たっぷり)
- 水換えは週1で1/3〜1/2を目安に
- テストキットでpH・NO2・NO3を定期チェック
④ 餌の取り合いを防ぐ工夫をする
混泳環境では、エビが餌にありつけないことが非常に多いです。魚が上層〜中層で一気に食べてしまい、底まで届かないパターンが頻発します。
おすすめ対策:
- 夜間にエビ専用の餌をスポット投入(魚が寝ている時間に)
- 沈下性のタブレット餌を使う
- 魚用とエビ用の餌を明確に分ける(グラニュール系 vs. ベジタブル系)
⑤ 脱皮直後のエビを守る構造にする
エビは定期的に脱皮をしますが、その直後は殻が柔らかく、魚にとっては“ごちそう”のような存在になります。
安全な環境づくり:
- モスの奥、流木の裏など目視しづらい隠れ家を増やす
- 石やシェルターの下に「くぼみ」を作ると、エビが入り込めて◎
- 脱皮殻が残っていたら、水質ストレスがないか確認する
⑥ 夜間照明と魚の活動をコントロール
魚の多くは昼行性で、夜間は活動が落ち着きます。
その時間帯をエビが安心して活動・脱皮・餌探しできる時間帯にするのが理想です。
対策ポイント:
- タイマー式の照明で12時間以下の点灯を徹底
- 夜間は完全消灯 or 赤色LEDのみにする
- 魚が休んでいる時間にエビが自由に動ける設計を意識する
⑦ 混泳は“いきなり全員投入”しない
新しい魚を追加するときは、いきなり全員ドボンはNG!
エビの反応を見るために、少数ずつ慎重に導入しましょう。
実践アドバイス:
- 導入初日は魚の様子を30分以上観察
- 気になる追尾や突きが見られたらすぐ隔離 or レイアウト変更
- 小型プラケースを使って“仮住まい”として観察期間を設けるのも有効

いきなり魚とエビを一緒にすると、事故の元なんだよ〜!“まずはお見合い”くらいの気持ちで、ゆっくりスタートしようね〜
混泳成功のために大事なのは「相性+環境+観察」
どんなに相性が良い魚でも、「環境が悪い」「隠れ家がない」「水質が悪化している」…
そんな状態では、混泳は長く続きません。
混泳成功のためには:
- 魚とエビの行動習性を理解する
- エビが“安心して隠れられる水槽”をつくる
- 最初は“慎重すぎるくらい慎重”に導入する
これが大原則です!
おすすめの混泳向け製品【エビと魚の共存を助ける厳選アイテム】
エビとの混泳を成功させるには、「魚の選び方」だけでなく、「エビにとって安心できる環境づくり」が欠かせません。
そこでここでは、エビと魚が安全に共存できるようにするための、プロ目線で厳選したアイテムをカテゴリごとに紹介します。
1. 隠れ家になるレイアウト素材
エビのストレス軽減・脱皮時の安全確保・稚エビの生存率アップには、隠れ家の設置が最重要ポイントです。
ウィローモス付き流木
- 特徴:チョロチョロ動く稚エビも安心して隠れられる天然のカバー
- 使い方:石や流木にモスを巻きつけて水中で固定
- メリット:自然感のあるレイアウトとエビの保護を両立できる
セラミック製エビシェルター
- 特徴:筒状・穴あきタイプでエビが出入りしやすく、複数個体が隠れられる
- おすすめ製品:スドー「エビの隠れ家」シリーズなど
- メリット:設置が簡単で、掃除もしやすい

“モス”はエビの憩いの場だし、稚エビにとっては命綱なんだよ〜!レイアウトのアクセントにもなるし一石三鳥〜!
2. 水質を安定させるろ過・フィルター製品
エビは水質変化に弱く、アンモニアや硝酸塩の蓄積がすぐに体調不良につながります。
そのため、安定した生物濾過を実現できるフィルター選びが超重要です。
外部フィルター(例:エーハイム クラシック2213)
- 特徴:ろ材容量が多く、安定した濾過能力が長期間維持できる
- メリット:水流を分散しやすく、エビが流されにくい環境に調整可能
スポンジフィルター(稚エビ保護用)
- 特徴:フィルターに稚エビが吸い込まれる事故を防げる
- おすすめ製品:GEX「ベストバイオスポンジフィルター」など
- メリット:エアーポンプと組み合わせて静かに運転でき、稚エビにも安全
3. エビ専用フード
魚と一緒に飼っていると、エビが餌にありつけないことも。そんなときに活躍するのが、沈下性でエビの栄養に合った専用フードです。
プレコ・エビ用沈下タブレット
- 特徴:沈下速度が早く、エビが落ち着いて食べやすい
- おすすめ製品:JUN「シュリンプ一番」、スドー「エビ元気」など
- メリット:魚が食べきれなかった栄養を補える
夜間給餌スポットトレイ(皿)
- 特徴:モスの下や流木の影に設置してエビだけが食べられる環境をつくる
- メリット:給餌管理がしやすく、水の汚れも最小限に抑えられる
4. 水質測定&管理アイテム
水質の悪化に弱いエビのためには、日常的なチェックとpHやNO2などの管理が大切です。
テストキット(例:テトラ 6in1試験紙)
- チェック項目:pH、KH、GH、NO2(亜硝酸)、NO3(硝酸塩)、Cl2(塩素)
- 使用頻度:週1回 or 水換え前後に定期チェック
- メリット:数値の「見える化」で、水換えのタイミングが明確になる
5. その他おすすめ便利アイテム
- エビ用産卵ネット/隔離ケース
→ 稚エビの隔離や、安全な導入前ステージに役立つ - タイマー付きLED照明
→ 夜間活動型のエビに配慮し、昼夜のサイクルを正しく整える - アクアソイル(エビ向け)
→ pHを弱酸性に保ちやすく、脱皮トラブルを軽減

アイテム選びって、“おしゃれさ”より“安心できるかどうか”が大事なんだよ〜!エビ目線で選んであげてね〜
まとめ:エビとの混泳を成功させるために覚えておきたいこと
エビとの混泳は、見た目にも美しく、水槽内にさまざまな生態を生み出してくれる楽しい挑戦です。
しかしそれは、「魚もエビも仲良く同居できる」という理想だけではうまくいきません。
成功のカギは以下の通りです。
相性の良い魚種選び
- エビを食べない・いじめない魚を選ぶことが第一条件
- 温和で口が小さい魚種(ネオンテトラ・オトシンなど)がベスト
- 見た目に騙されず、性格と食性を事前に調べることが必須
たとえ小型魚でも、好奇心が強い個体はエビをつつくことがあります。
「温和」とされる魚でも、個体差を考慮しましょう。
エビにとって安心できる環境をつくる
- モス・流木・シェルターなどで隠れられるレイアウトをしっかり作る
- フィルターの吸水事故や水質悪化からエビを守るアイテム選びが大切
- 照明・流れ・水温・水質すべてにおいて、エビ目線で設計する
特に「脱皮」「稚エビの育成」「餌の確保」は、水槽環境に左右されやすいポイントです。
こまめな観察と柔軟な対応
- 混泳直後は必ず観察を。**エビが追われていないか?**をチェック
- 気になる行動があれば、即座にレイアウト変更or隔離対応を取る
- 稚エビや脱皮殻がなくなっているときは、捕食やストレスのサイン
見逃しがちな「小さな変化」に気づけるかどうかが、混泳成功の分かれ道になります。
最後に:エビと魚、両方が主役の水槽をめざそう
エビは“おまけ”や“掃除屋”としてではなく、立派な主役になれる存在です。
混泳を成功させることで、
- エビの繊細な動き
- 魚との緩やかな共存
- 生態系としての奥深さ
こうした魅力を最大限に楽しむことができます。
あなたの水槽でも、ぜひエビたちが安心して暮らせる場所をつくってあげてくださいね。

エビとの混泳って、ちょっとした“気づき”と“気配り”が大事なんだよ〜。最初はドキドキだけど、うまくいくとすごく楽しいよ〜!

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